インプラントと咬みあわせについて
こんにちは。歯科衛生士の矢野です！
今回はインプラントと噛み合せについてお話しします。
歯を失ってしまった時には、今まで歯があった所に歯が無くなる訳ですから、当然咬みあわせは歯があった時よりも悪くなる場合が多いです。
歯を失った場合にはインプラント治療を行い、インプラントを埋め込むことでインプラントが歯と同じ役割を果たしてくれます。咬みあわせも歯があった時と同じように、もしくは場合によっては歯があった時よりも良い咬みあわせを作り出す事が出来ます。
■インプラントで咬みあわせを取り戻す事が出来る理由
インプラント治療は、歯を失ってしまった場合でも残っている他の歯を保護しながら、咬みあわせ、そして歯並びのバランスを維持してゆく事が可能な治療法です。
歯を失ってしまった場合には、失った歯が部分的であればブリッジ、失った歯が多い場合には入れ歯などでも対応する事が出来ます。インプラント治療を行った場合とブリッジや入れ歯で対応した場合とでは咬みあわせに差が生じてくる事があります。
この場合、どちらがより良い咬みあわせを取り戻す事が出来るか、ということについては一概にどちらが上、とは言えないのですが、患者さん一人一人に合わせて歯医者の高い技術としっかりしたインプラントシステムを考慮することでインプラント治療の方が咬みあわせがしっかりする場合が多いです。
■失った歯を放置していた場合の危険性について
歯を失ったまま放置しておくと、咬みあわせを始めとして他にも様々な身体の不調をきたすおそれがあります。
部分的に歯を失った場合でそのままの状態で放置してしまった時には、歯を失った時から時間が経つにつれて徐々に咬みあわせがおかしくなって、歯並び全体が狂ってくる可能性があります。
また、歯が無い部分では食べ物を咬めないため、胃腸などに障害が出てくる場合もあります。
咬みあわせや歯並びが狂ってくると腰痛や頭痛を引き起こす事も明らかになっています。
全ての歯を失ったまま放置しておいた場合には、脳へ送り込まれる血流が悪くなったり、力が入りづらくなり、転倒しやすくなるなどの不調をきたすおそれがあります。
失った歯はそのままにせず、インプラントや部分入れ歯、ブリッジなど何かしら入れる必要があると言えます。
