TRIVIA インプラント豆知識

インプラントのメリット、デメリット

こんばんは。歯科衛生士の矢野です。

インプラントの豆知識について今日も投稿していこうと思います。

今回はインプラントとメリット、デメリットについてです。こちらを読んでインプラントをしようか考えている方はご検討して頂ければと思います!

 

インプラントと聞くと、不安に思ったり、何かトラブルや問題はないのかなと思ったりすることもあるかと思います。

 

手術が必要

 他の入れ歯やブリッジなどの治療とは違い、外科手術が必要となりますので、不安に思われる方も多いかとは思います。ただ 施術中は、きちんと麻酔などを行いますので、痛みなく処置を終えることが出来ます。

 

治療期間がかかる 

 インプラントが、骨と結合するのに2か月から6か月くらいの時間がかかります。骨造成が必要である場合、更に時間が必要となります。しかし インプラント体(人工歯根)を入れて結合するまでは、ただ骨と結合するのを待って頂くのみとなりますので、その間には、他に虫歯の治療があればしていきますし、定期的に予防メンテナンスに通って頂ければ、特に気になることはないかと思います。

 

予防メンテナンスが必要

 インプラントも、歯周病にかかることがあります。天然歯でも 同様なことが言えます。せっかく入れたインプラントですので、ご自分の天然歯と共に、定期的に歯科医院でメンテナンスを行って、長持ちさせて下さい。

 

保険は効かないので費用が掛かる

 入れ歯やブリッジは、保険適用となりますが、インプラント治療は、基本的には保険が効きません。そのため治療費用がかかります。

 

 

全身疾患を抱えている方は 注意が必要

 心臓病、脳梗塞などで、外科処置が難しい方、重度の糖尿病や骨粗しょう症の場合、どうしても骨との結合が良くない場合があります。糖尿病であればHbA1cの数値が、6,5以上はインプラント治療には向いていません。できれば、6以下には下げてからが好ましいです。骨粗しょう症の場合は、骨との結合する時間を多めに要することが多いのです。ただそれだけであれば問題なくインプラント治療を行うことが出来ますが、骨粗しょう症で、ビスホスホネート製剤を使用されている場合は、インプラント治療に限らず親知らずの抜歯などの外科手術などの治療方法も骨壊死を起こす可能性がありますので気をつけた方がいいです。

 

子どもは出来ない

 顎が成長仕切ってない子供には インプラント治療は向いていません。顎の成長が終わる18~20才以降が、インプラント治療を行うことが出来る時期となります。しかし、例えば 15才などで、転んで歯を折ってしまい抜歯が必要になった場合、抜歯後、骨造成までは出来ますので、インプラント治療を行える時期になるまでは仮歯で過ごして頂き、それからインプラント治療を行うこととなります。

 

MRIによる影響はあるのか?

 これはよく聞く質問なのですが、デメリットと思われがちなのですが、実際はインプラント体は、MRIの影響を受けることはありません。MRIは、巨大な磁石なので 鉄などの強磁性体は、アーチファクトなどの影響が少し懸念されますが、インプラント体は、チタンですのでチタンは弱磁性金属ですので心配はいりません。ただ、インプラントオーバーデンチャーなどの上部構造の材料に、たまに磁石を使用される場合がありますので、この時は注意していただきたいです。当院では、インプラントオーバーデンチャーに使用する場合、磁石ではないものを使用しているので、安心してもらえるかと思います。

 

 

 

インプラントのメリット

 

失った歯を取り戻せる

 歯が折れてしまった、大きな虫歯で歯を保存出来ない状態になってしまった場合に、隣接する歯に、負担と掛けたり、削ったりせずに、天然歯のように失った歯を取り戻せる。

 

他の歯に余計な負担を掛けない

 歯を失う原因の一つとして、食いしばり、歯ぎしりなどの過剰な力により、歯を失ってしまうことが多いのですが、ブリッジや入れ歯などの治療方法のように、周囲の歯に失った分の力も掛かってしまうと、負担が掛かりすぎて、ダメージが蓄積され歯の寿命が短くなってしまいます。周囲の歯に余剰の負担をさせないようにインプラントで噛めるようになると、周囲の天然歯が 長持ちするようになります。

 

見た目が綺麗

 部分入れ歯の場合、残っている歯に金属のバネを掛けること一般的です。しかし、この銀色のバネは、見た目が良くないので、嫌がられることが多いのです。インプラントで使用されるセラミック冠は、素材がセラミックで、天然歯とあまり変わらないので見た目がとても綺麗です。

きちんと噛める

 ご自身の天然の歯とほぼ変わらなくきちんと嚙めるようになります。

 

違和感がない

 入れ歯のような不快感や違和感がないため、自分の歯に似た感覚で使えます。

 

話しやすい

 入れ歯のような 違和感、不快感がないため、話しやすくなります。

 

 

まとめ

デメリットもいくつかあるインプラント治療ですが、それ以上にメリットが多くあります。当院でも、メリット、デメリットを患者さんにお話ししますが、多くの患者さんのデメリットで気にされることは、保険が適用にならないため治療費用(料金)がかかることと聞いています。ただ将来的に、そのインプラント治療に掛かる費用以上に、ご自身の歯を歯が持ちさせ、美味しくご飯が食べたいとか、ずっと健康でいたいと思われる場合、その方にとってインプラント治療の価値が出てくるのだと思われます。

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